廃校は体験型宿泊施設の宝庫
こんばんは。豊田です。
突然ですが、ここ数年の私の趣味はアウトドアです。
折角自家用車を持っているのなら。と、昨年思い切ってキャンプ道具を一式揃えました。
今頃の時期になると連休があれば、もっぱらキャンプに行きます。
キャンプ場で何をするかというと、意外と何もしないです。笑
テントを設営し、近隣をうろうろと散歩したり体を動かし、疲れたら本を読んで、
日が暮れる前に簡単に夕飯を作り、日が暮れたらタープにスクリーンを取付け、
プロジェクターを使って映画鑑賞。消灯時間に就寝。毎度毎度こんな感じです。
料理も読書も映画鑑賞も家に居ても出来る、いわゆる「日常」です。
(意外と普段の趣味はインドアなんです。)
でもあえて、キャンプをしながら日常を行うことで「日常」を「非日常」に変える。
料理も食事も読書も映画鑑賞も、屋外で自然に溢れた場所で行うことで、
ただの「趣味」から特別な「体験」に代わっていくことを実感しているのです。
そして、その時に作って食べた料理や読んだ本、観た映画は特別忘れないものになっています。
近年、「物」ではなく「経験・体験」を提供するサービスが人気のようです。
つまり本も料理もDVDも「物」ですが、それを「体験」に変えることで、
感動が付加価値となり、忘れられない思い出になる。ということですね。
現在この体験に価値を見出す「コト消費」は観光業界でも取り入れられています。
農山漁村や観光農園でのグリーンツーリズム的な体験や、
訪日観光客に向けた着物や茶道体験などジャパニーズカルチャーの観光体験も人気を博しています。
この「体験を楽しむ」という取り組みは、宿泊施設でも見受けられるようになりました。
農業体験・田舎体験が出来る宿の他、星野リゾートの雲海を楽しむプラン、
モンゴル文化を味わえるゲル型の宿、天体望遠鏡付きの宿泊施設などなど。
様々な体験ができる宿が増えてきました。
実際、私も以前マリンレジャー施設併設の簡易宿泊施設にて勤務していた経験があり、
そこではスキューバダイビングやSUP、カヤックなどマリンレジャーを楽しみにして訪れるお客様でにぎわっていました。
今や宿泊施設に体験は欠かせないものになってきたといっても過言ではないかもしれません。
そこで「廃校を活用した宿泊施設」ですが、
これはもう体験するための宿泊施設といってもいいんじゃないですかね!
まず廃校に泊まる。これだけでも立派な貴重な「体験」です。
なるべく学校の雰囲気を壊さずに残して宿泊施設にしたいと考えてます。
これに制服や体操服のレンタルも用意し、チャイムを中心としたタイムスケジュールで動いてもらい、食事は給食風、授業という名のアクティビティも用意します。
きっちりチェックアウト前には掃除の時間も設けて、雑巾がけなんかも思い出してもらえれば。(決して従業員が楽したいからなんて思ってないです。本当です。)
これはフォトジェニックな体験が出来るんじゃないでしょうか?
また施設の充実さも「体験」に適しています。
音楽室、体育館、図工室、理科室、図書館、校庭、屋上etc...
考え出したら止められないほど、色々な体験が出来ますよね。
そして、今流行りの体験型イベントを行いたいと思ってます。
1泊2日のリアル謎解きゲーム「学校の七不思議を解け!」とか。
お化け屋敷in宿泊施設「ホラーナイトゾンビに支配された学校」とか。
青春にキュンとする「学校にまつわる映画フェス」とか。
土日に開催して、沢山お客さんに楽しんでもらえたらな。と考えてます。
こんなに汎用性の高い宿泊施設は他にはないですね。
沢山の体験を提供して忘れられない思い出を作ってほしい!
体験することの楽しさ、遊ぶことの素晴らしさを改めて知ってほしい!
こんな思いから、宿泊施設が無事オープンしたら、
沢山の体験を主催したり、誘致したりしながら、運営していけたらなと思っています。
豊田
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